米国株とどのように関わっていくか

私はレラティブストレングス投資を用いて、以下8つのアセットクラスに対して移動平均と平均リタンを毎月計算し、上位2つのアセットに投資をしています。

  1. 日本国債
  2. 先進国債
  3. 新興国債
  4. 日本株式
  5. 先進株式
  6. 新興株式
  7. 日本REIT
  8. 先進REIT
レラティブストレングス投資
現在実践しているレラティブストレングス投資について、私なりの解釈で解説した記事のまとめです。数回に分けてポストしたため、ヘッダメニューにまと...

このレラティブストレングス投資が私の運用方針の根幹なのですが、2017年に入ってからの米国株の好調さを横目に見ていると、全世界をベンチマークにした前述の8つのアセットクラスに対する投資も勿論必要だと思いますが、米国に特化した投資ももう一つの主軸としたいと考えるようになりました。

では、もう一つの主軸を何にするのか

これまで、米国高配当個別株米国セクター均等配分を検討してきたのですが、いづれも現在の私の投資規模だと現実的でなかったり、思ったほどの効果が期待できない結果でした。

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そこで考えたのが、S&P500に対して、レラティブストレングス投資と同じように売買シグナルを計算して、トレードするという方法です。冒頭のチャートはその推移を表したものです。

チャートの前提

  • 期間:2005年10月〜2017年5月
  • 原資:1,000ドル (追加投資無し)
  • RS:12ヶ月移動平均との比較で売買シグナルを算出し、売シグナルならキャッシュでキープ
  • BH:バイ・アンド・ホールド
  • 赤線:2005年10月から開始
  • 緑線:2007年6月から開始 (高値づかみをしたらどうなるか?)
  • 手数料・税金は加味しない

結果

一目瞭然で、開始時期に関わらず12ヶ月移動平均を用いた方式の圧勝でした。手数料・税金を加味していませんが、感覚としてはそれを上回る結果を出せているのではないでしょうか。2017年5月終値に対する評価額は以下の通りです。

  • RS1:3,095ドル
  • BH1:1,946ドル
  • RS2:2,463ドル
  • BH2:1,549ドル

考察

バイ・アンド・ホールド戦略の場合、いつ暴落するかわからないから手持ちの資産をいつ投入しようか?もう利確をしたほうがいいんじゃないか?といった気持ちに日々さらされることになりますが、このチャートが示すように、レラティブストレングス投資の場合は、キャッシュポジションへとシステマチックに退避します。大きな下落がない場合バイアンドホールド戦略と同等のパフォーマンスが期待できると思いますが、下落時に、退避するため、上昇に転じた際、そのポジションから市場に参加できるため、このような良好な結果になるんだろうと、改めて確認できました。

運用方針案の再度見直し

S&P500移動平均に基づく投資をもう一つの主軸に据えたいと思います。また、さも私が思いついたような書き方をしてきましたが、これまた、先人の方が開発されている方式で、相対モメンタム投資と呼ばれるようです。(間違えていたらごめんなさい。)

すでに実践している方式は相対モメンタムと絶対モメンタムを合わせたデュアルモメンタム投資と呼ばれるとのことで、どうやら私はモメンタム投資が肌に合うようです。

従いまして、運用方針案としては、以下のように落ち着きそうです。

  • 両輪
    • レラティブストレングス投資(全世界)
    • 相対モメンタム投資(米国)
  • 補助輪
    • 高配当ETF積立

次の課題は、相対モメンタム投資(米国)を何(投資信託/ETF/CFD)で実現するのが良いのか、検討していきたいと思います。